小児科募集のトレンド(前編)
今回は、「小児科」の仕事についてお伝えします。
医師不足」の象徴として、取り上げられることが多い小児科医の仕事。休日や夜間診療など過酷な労働、親族からの医療訴訟、医学生の小児科離れなど、少子化が進む中、こうした問題の解決への道程は長く、小児科医を取り巻く厳しい状況が続いています。
地域レベルで小児科医療からの撤退が相次ぐ中、小児科医の離職回避に取り組む医療機関も少しずつ増えてきています。医療意機関には、小児科医師全体の5割に近づく女性医師を含め、医師が安心して働くことができる環境整備が一層求められています。
医療機関が担う小児科医療の分野に応じて、小児科医の勤務は異なり、求められる仕事の内容も一様ではありません。ここでは、役割別に3つのタイプに分けて、市中の医療機関がどのような医師を求めているのか、実情について整理してみます。
●・・・新生児対応がある施設・・・●
産婦人科を有し、新生児対応が必要な医療機関では、小児二次救急や病棟管理が勤務内容に含まれるの一般的です。
こうした施設では、仕事が多岐にわたり、新生児対応の診断・治療に高いレベルが必要となり、加えて夜間対応を乗り切ることのできる気力・体力が求められます。その結果、専門医の資格を目指す若手医師や、専門医資格を有する中堅医師が募集対象になります。
●・・・病棟の管理がある施設・・・●
次に、新生児対応はないが、夜間を含めた病棟管理があり、輪番の小児救急を受けるという医療機関があります。
こうした施設では、病棟管理・夜間当直に対応できる小児診療の経験が豊富な医師が求められます。年齢層では、若手からベテランまで幅広く募集し、指導的な役割を果たす専門医・指導医が特に優遇されます。
●・・・外来対応のみの施設・・・●
最後に、クリニックを中心に、外来のみの診療を行っている医療機関があります。こうした施設では、夜間に診療を行うことも少なくなく、結果1日に多くの患者対応が求められます。小児の診断・診療を素早く確実にこなすこと(紹介状作成も含む)ができる中堅・ベテラン医師が優遇されます。
次回は、このような状況を踏まえ、「小児科の募集状況」 をお伝えするとともに、お薦めの求人をご紹介します。



















