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〈消化器内科:40代男性〉立ち止まりながらも、自分に嘘のない転職活動を貫いた2年間。

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プロフィール:40歳/男性医師

北海道・東北エリア在住

●転職前

・年収:1,700万円

・雇用形態:常勤

・診療科目:消化器内科

・勤務先:病院

●転職後

・年収:1,860万円(160万円UP)

・雇用形態:常勤

・診療科目:内科、消化器内科

・勤務先:クリニック(院長)

・転居:なし

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転職のきっかけと、希望したこと

「家族との時間をもっと確保したい」という思いが転職の出発点

家族との時間を確保できるように、ワークライフバランスを整えたいと思ったのが、転職活動を始めたきっかけです。

前の勤務先では専門性が高い診療をしていたこともあり、緊急時の呼び出しや当直、土日の当番などで不規則な生活になりがちでした。子どもの生活時間とのズレも大きくなってきて、仕事と育児の両立が難しいと感じはじめていました。

加えてこれからかかってくる子どもの教育費のために、年収も上げておきたかった。

これまでの勤務で資格を取得して、スキルに関しても手ごたえを感じていたこともあって、本格的に新しい働き方・勤務先の検討に入りました。

入職先が決定するまでの流れ

入職先を決めるまでは、開始から約2年間という比較的長い期間をかけて、じっくりと検討を重ねました。

思うような条件提示が受けられない現実。

入職の目標時期を変更具体的な活動を開始したのは、2年前の冬。

3社ほど医師求人サイトに登録をして、情報収集を始めました。

そのなかで「Dr.転職なび」とも出会い、キャリアアドバイザー・柳野さんとも直接お会いしました。初めての面会では、今回の転職を検討するに至った背景から希望条件などを詳しく共有しました。

その後は具体的な求人をいくつか提案していただき、年明けから施設見学を開始しました。

見学後は医療機関から正式な条件提示があったのですが、なかなか希望に合う施設がなくて。

この時は正直、「現在の職場環境って、実は恵まれているのかも…」と転職すること自体を考え直しそうになりました。

ただ将来を見据えて考えたときに、今の働き方を続けていくことにはやっぱり大きな不安がありました。そこで、当初は「秋入職」を目標としていたところを「翌年の春入職」へ時期を変更して、焦らずにじっくりと探していくことにしました。

候補先施設で、実際にお試し勤務。そこでたどり着いた結論とは

転職活動を始めて約5か月。翌年の春からは、柳野さんに改めて施設のリサーチを依頼して情報収集を続けました。そしてその年の夏、とあるクリニックの求人を提案いただきました。

今回は施設見学や面談だけではなく、実際に一度勤務をさせてもらうことをお願いしました。その勤務を通して、実際の仕事内容やクリニックの雰囲気を確認したかったので。

実際に働いてみたら、想定していたよりも専門性が高く、積極的な治療を行っていることがわかりました。

「これでは今の勤務先の仕事とあまり変わりがない」という印象を受けたので、結果としてはご辞退をさせていただきました。

ここまで色々な施設の見学などを重ねてきたのですが、なかなかこれぞ!というところに出会えなくて。そこでしばらく転職活動を休止する「冷却期間」を設けて、もう一度自分の希望などを整理したいと思ったんです。

この決断に柳野さんは同意してくれて、「また活動を再開するときには、全力を尽くします」と言ってくれました。

転職活動を再開。冷却期間があったからこそ固められた希望条件

活動をお休みしてから約3か月後の、その年の冬。転職活動を開始してから、すでに約1年が経っていました。

転職活動から少し離れる時間を作ったことで、落ち着いて自分の気持ちの整理ができました。

そしてその中で気づいたのが、「開業に対する思い」の優先度が自分の中で上がっていたことです。

上記のお試し勤務をさせていただいたクリニックでは結局ご縁がなかったんですが、そこで出会った院長先生からは、とても大きな刺激と影響を受けました。

今の勤務先とは異なる働き方がしたい。将来は自分で開業もしてみたい。ただ、すぐに開業をすることは現状難しい。

なので、今回の転職では「将来の開業を見据えた診療」や「今の勤務先とは別の経験が

める環境」を目指したいという方針を決めて、柳野さんに改めて求人調査を依頼しました。

ようやく出会えた希望の働き方

柳野さんは早々に多くの施設への調査を開始してくれて、条件を交渉・調整して色々な求人を提示してくれました。その中で出会ったのが、今回入職したクリニックです。

そのクリニックでの勤務は、「院長としての経験を積むことができる」「週4.5日で家族との時間を確保できる」「年収を今より上げることができる」という、自分の希望をすべて満たしてくれるものでした。

このクリニックに入職を決めたのが、転職活動を開始してから約2年が経った冬でした。

それから約半年後の2020年春から、院長としての勤務をスタートしています。

今は専門分野を活かした診療を行いながら、患者様を増やすためのプロモーションを法人と一緒に考えるなどの活動も行っています。

転職で実現できたこと

まず、当初の目的であった「生活と仕事のバランス」を以前より容易に取れるようになりました。

業務自体は正直増えているところもありますが、院長として自分の裁量で診療をすることができる環境なので、仕事によるストレスはむしろ減りましたね。

以前の勤務先では、家族の都合のために休みを取ったり、当直を代わってもらったりをお願いするのも大変だったので。今は自分で調整をして、家族との時間を作れるようになりました。

収入も以前より上がり、将来を見据えた経験を積める環境にも満足していますが、やはり「育児との両立が叶いやすくなった」ということが特に大きな変化でしたね。

「Dr.転職なび」を利用した感想

情報量が他の求人サイトよりもダントツに多く、求人の検討がしやすかったです。

「Dr.転職なび」以外の求人サイトにも登録していましたが、良い条件しか記載がなくてほかの詳細は問い合わせないと分からない、というものが多くて。かなり二度手間に感じていました。

その点「Dr.転職なび」は医療機関名も公開しているし(※会員限定のサービス)、出し惜しみがない印象で参考になるので、好感を持ってみていました。

定期非常勤やスポットも、他の求人サイトからも情報が来ていましたが、結局は情報がクリアで件数も多い「Dr.アルなび」から応募していましたね。

また、キャリアアドバイザーの対応も非常に良かったです。

他の求人サイトの担当ともコンタクトを取りましたが、なかなか「こちらの事情を考えた提案」をしてくれませんでした。「この条件は無理なので、足りない収入を補うアルバイトを紹介します」など、交渉をしてくれるという姿勢もなく、頭ごなしに妥協を勧めてくる会社もあったりして。

今回の転職が成功したのは、粘り強く調整や交渉を重ねてくれた柳野さんの力もかなり大きいと思っています。

転職を検討している先生にメッセージ

転職活動において、求人や施設の情報はとにかく広く集めることが必要だと感じました。

「Dr.転職なび」のような会社、知人のつてなど、多角的な情報があった方がより良い検討ができると思います。

また、依頼や相談は「信頼できる人」にすることが大切ですね。今回も、キャリアアドバイザーの柳野さんが色々な交渉事や、直接は聞きにくい休みや給与についてもズバズバ聞いてくれて、とても助かりましたから。

転職活動をする中では妥協してしまいそうになるタイミングもありますが、今回は慎重に検討を重ねたことで納得のいく新しい働き方と出会えて、本当によかったと感じています。

やはり自分が納得して転職しないと、自分が幸せにならないんだなと思います。

「Dr.転職なび」が考える、成功のポイント

・入職後のミスマッチを回避するため、候補施設でお試し勤務を実施して見極めをした。

・自分を見直す期間を意識的に設けて、希望条件を精査した。

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Dr.転職なび編集部

ライター

Dr.転職なび編集部

医師の転職、キャリアアップ応援コンテンツを提供する「Dr.なび」編集部です。医師転職サービスを提供する株式会社エムステージが運営しています。

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