
●プロフィール
・40歳代/女性
・近畿エリア在住
●転職でどう変わった?
・年収:1,300万円(週4日勤務)⇒1,620万円 (週4日勤務)
・雇用形態:常勤⇒1年間の非常勤勤務を経て常勤
・診療科目:スポーツ医学、放射線科、内科⇒ 内科(免疫医療・再生医療)
・勤務先:大学⇒クリニック
・転居:なし
転職のきっかけは?
子どもたちとの時間を最優先しながら働ける転職を希望
家庭・育児との両立のために、転職を考えました。
前の勤務先は大学で、土日も大学行事や学生へのオリエンテーション等で出勤することも多くありました。
そのため、なかなか子どもたちとの時間を確保できないことが悩みでした。
現在3人の子育て中なのですが、主人も医師で単身赴任中。
実質、一人で仕事と育児をしています。
そんな多忙な日々の中で、子どもたちのイベント事に参加できなかったり、受験で大変な時期だったりしたこともあって。
主人にも相談を重ねて、大学を退職することにしました。
入職先が決定するまでの流れ

大学の退職を決めた後に本格的な転職活動に入ったのですが、以前から携わりたいと考えていた「がんに関する免疫療法」をキーワードとして求人を探すことにしました。
今までの訪問・在宅診療での勤務経験や、身近で統合医療や免疫療法を経験している方がいらっしゃったことも影響して、いつか医師として関わりたい領域でした。
運命の「非常勤求人」との出会い
まずは、前職の退職前に登録していた医師求人サイトで情報収集を始めました。
そのなかの1つが「Dr.アルなび」で、まさに理想としている「免疫細胞療法を提供するクリニック」での非常勤募集を見つけたんです。
それが、現在の勤務先との出会いです。入職の約1年前ですね。
その求人を見て、早速問い合わせをしました。
キャリアアドバイザーを通じて、常勤としての募集はないか確認してもらったのですが、あいにく「すぐに常勤として受け入れをすることは、現状では難しい」との回答でした。
そこで、まずは元々募集していた週1回の募集に応募して、そのクリニックで「非常勤医師」として勤務を始めることにしたんです。
常勤としての受け入れを待つ1年間は、複数の施設で非常勤勤務
次の常勤先の選択肢としてそのクリニック以外には考えられなかったので、他の常勤求人の検討はほぼしていません。
なので前職を退職してからの約1年間は、そのクリニックが常勤として受け入れてくれる時期を待ちながら、複数の医療機関で非常勤勤務をしていました。
その間に勤務した求人先は、すべて「Dr.アルなび」で探しました。
「Dr.アルなび」は使い勝手が良く、コンサルタントの対応も安心できた
いくつかの求人サイトに登録はしていたのですが、とにかく求人検索がしやすかったですし、キャリアアドバイザーの方の対応も安心できるものでした。
なので最後は結局「Dr.アルなび」だけに絞って、使っていましたね。
非常勤医師として複数の医療機関で働いた1年間は、本当に色々な仕事をしました。
科外来や訪問診療、自由診療系の問診、空いている日にはスポットで健診や救急外来・当直にも入りました。
特に当直勤務は、かなり久しぶりで。
これまで少し遠ざかっていた処置や対応を改めて経験して、医師としての自信を確かめることができたので、とても良い機会になったと感じます。

本命の医療機関では、常勤勤務のイメージを深めながら 人間関係も構築できた
色々な仕事をしつつ、本命であるクリニックでの非常勤勤務もしっかり続けました。
今思い返せば、いきなり常勤医師としてではなくまずは非常勤として勤務に入っていけたことは、ファーストステップとして良い形だったのかもしれません。
毎週勤務することで現場の雰囲気も分かってくるし、「自分が常勤医師となったら、ここで何ができるのか」ということが具体的にイメージできました。
自分の中で、とてもスムーズに常勤としての入職まで進んでいった感覚でした。
非常勤として約1年勤務ののち、希望通り常勤医師として今は勤務をしています。
勤務形態は「非常勤→常勤」に変わりましたが、すでにスタッフとの信頼関係が築けていたことは非常に良かったと感じます。
今の勤務先は、お互いに家庭の事情なども理解してサポートし合える、とても良い勤務環境だと思っています。
仕事の内容も、以前イメージしていたものと実際に働いてみての相違はありません。
今回の転職で実現できたこと

転職してからは、だいぶ人間らしい生活…というのは冗談ですが、家族との時間をきちんと確保できる働き方ができるようになりました。
事務長がよく配慮してくださるおかげもあって、当初の目標としていた家庭・育児との両立もしっかりと叶えることができています。
加えて、仕事内容にも非常に満足しています。
以前から医師として強い関心を持っていた領域ですし、患者様とより近い距離感での診療は責任も大きいですが、やりがいもその分大きいですね。
さらに、以前より収入もアップすることができました。
転職を検討している先生にメッセージ
仕事と家庭・育児との両立でお悩みの先生は、私の他にも多くいらっしゃると思います。
また「今の働き方を変えたい」と思いながらも、お子さんがいらっしゃることでなかなか転職に踏み出せない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
少し我が家の話をさせてもらうと、夫婦ともに医師で共働きですし、現在主人は単身赴任中。
結婚以来、ずっといわゆるワンオペです。
それでも、仕事はずっと続けてきました。
そのなかで子どもに我慢させていることも、多くあったと思います。
以前の私も、学校などの行事に参加できなかったり、子どもとの時間を思うように作ることができなかったり、悩むこともたくさんありました。
でも、子どもは意外と「仕事を頑張るママ」をよく見ています。
そして、そんなママを「好き」と言ってくれるんですよね。
育休復帰の際、フルタイムで復帰⇒時短勤務⇒パート勤務と働き方を変更
私は長男の育休後・生後三か月に、フルタイムの常勤として復帰しました。
その時も、仕事と慣れない育児との両立という壁にぶつかりました。
本当に悩みましたが、「今は子どもと過ごす時間が大切な時期」と考え、常勤から時短勤務さらにパート勤務に働き方を変えたこともありました。
この時のように「仕事を頑張る自分」を後回しにしてきたそれは時期もあります。
しかし それは「妥協した」のではなく、自分が「選択をした」と思うように意識しています。
きっと「妥協」や「我慢」を自分の中で続けていたら、「ママはもっと仕事をしたかったのに」という言葉を、子どもたちに投げかけてしまう日がいつか来るんじゃないかと思ったんです。
それよりも、「ママもやりたいこと、楽しいことをやっている。だから、あなたたちも頑張って」と言えるような親子になりたいなと思って。
今では、子どもたちも大きく成長してくれました。
私の話を聞いてくれたり、疲れてリビングで寝落ちしていると毛布をかけてくれたり。
以前は「子供の前では笑顔でいないと」と気負ったりしていましたが、今は弱いところも見せられる、すごく風通しの良い関係になりました。
「医師としてやりたいこと」への思いが、大きな原動力になる
もし今動くことが「無理」と思うのであれば、誰かに頼む、助けてもらう。
または、今ではなく来年や再来年などのタイミングを待ってみるなど、さまざまな「選択肢」があることを忘れないで欲しいと思います。
今すぐの転職ができない事情がある方も、ぜひ「医師としてやりたいこと」への気持ちは、絶やさずに持ち続けていただきたいです。
しんどくても、細々とでも、自分のやりたいことは諦めずに。
今回の転職では、自分が何歳になっても、育児中のママであっても、「新しいこと」や「やりたいこと」がまだまだできるんだということを実感できました。
「挑戦してみて、もし失敗しても、また道を変えてみれば良い」という気持ちで、自分の気持ちに正直に、これからも仕事をしてきたいと思っています。
