本記事では、医師紹介会社のコンサルタントを上手に利用するための「3つのポイント」を紹介します。
転職エージェントを利用する際の参考にしてみてください。
医師転職専門の紹介会社を使う際のポイント3つ
ポイント①:面会は転職コンサルタントと医師がお互いを知る機会
紹介会社にもよりますが、求人を紹介してもらう前に「紹介会社(転職エージェント)のコンサルタントとの面会」というステップがあります。
面会は、事務的な作業として簡単に済ませている医師の先生も多いかもしれません。しかし、紹介会社にとっても先生ご自身にとっても、この面会はお互いを知るまたとない機会なのです。
例えば、雑談の中からでも、紹介会社のコンサルタントは「先生のアピールポイントが隠されていないか、本人が気づいていない転職で実現したい希望はないか」と、転職成功のための医師自身の情報を1つでも多く得ようと考え、ヒアリングしています。
そこで、あなたのご家族のこと、趣味のこと、これまでの医師人生で考えてきたことなど、差し支えない範囲でコンサルタントに洗いざらい話していただくことで、医師自身も知らなかったアピールポイントを発掘できることがあります。
コンサルタントがキャリアの「棚卸し」をお手伝い
また、もし実際に転職しなかったとしても、医師人生でこれまで築いてきたキャリアをコンサルタントに話すことで、キャリアの棚卸しを手伝ってもらうことが期待できます。
最新の医師の転職市場の動向などもコンサルタントがお伝えいたしますので、ご自分の市場価値をしっかり見積ることもできるでしょう。
特に、エムステージのコンサルタントは全員が「医療経営士」の資格所持者なので、経営者の観点から医師のキャリアを相談することが可能です。
長期的に本当は何をやりたいのかをしっかりヒアリングしながら、キャリアを逆算して戦略的に転職案件を提案してもらえます。
ポイント②:転職コンサルタントへ年収や働き方等の希望条件はもれなく伝える
「年収はこのくらいを実現したい」
「できれば週3日勤務にしたい」という希望・条件はどの医師もあるはずです。
初めて会った紹介会社(転職エージェント)のコンサルタントに、希望条件を全てぶつけて良いのか戸惑う医師の方もいらっしゃるかもしれません。
しかし「希望条件の後出し」が良い結果を招くことはまずありません。まず最初に、あなたの希望条件をコンサルタントにしっかりと伝えておきましょう。
希望条件については、事前に以下のような項目について考えておくと良いでしょう。
- 年収
- 勤務日数・時間
- 勤務地
- 当直の有無(ある場合は回数)
- 施術の有無
- 外来や病棟業務を担当するか
希望条件の「後出し」は避ける
医師からヒアリングした希望条件や意向を材料に、コンサルタントがマッチする転職先を探します。
また、求人情報を出している医療機関側も、最初に医師に提示していただいた条件を見て、面談などをオファーしています。
その後、内定を出してから、「実は…」と希望条件を後出ししてしまったことで、「順調に進んでいた転職の話が流れてしまった…」という例は、数えきれないほどあるのです。
採用候補者に後から希望を出されると、コンサルタントも医療機関の採用担当者も不信感が生まれるなど、良い思いをする人はいません。
いただいた希望条件が全て叶うかどうかは別として、まずは最初の段階でこの転職で叶えたいご自身の希望条件を、全て紹介会社のコンサルタントに伝えておくことが重要です。
エムステージのコンサルタントは、多くの転職者の転職をサポートしてきた知見から、募集医療機関の採用条件を熟知しております。
その候補者が本当に入社後活躍し定着できるような案件を探してくれる目利き力もあるので、安心してあなたのご希望の条件を伝えてみてくださいね。
ポイント③:紹介会社のコンサルタントと信頼関係を築く
紹介会社のコンサルタントの仕事は、「医師と医療機関どちらの希望も満たすマッチング」です。
よって、コンサルタントにとっては、医師が紹介会社にコンタクトをとった瞬間からマッチングは始まっているのです。
また、転職を希望する医師の印象は、コンサルタントを通じて医療機関の採用関係者に伝えられます。
コンサルタントとコミュニケーションをとる際の対応内容・態度も同じで、その情報はコンサルタントのフィルターを通し、修正されたり強調されたりして医療機関側に伝わります。
ですので、面倒に思われるかもしれませんが、コンサルタントを「ビジネスパートナー」と考え接することをおすすめします。
そうすればコンサルタントとの信頼関係も築け、「医師の望む採用を叶えたい」と奔走してくれるはずですよ。それが、人材会社を使った転職成功の近道なのです。