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【コンサルタント解説】すぐに転職しなくても知っておきたい!医師が転職活動を始めるタイミング

突然ですが、先生はこんなことをお考えになったことはありませんか?

今すぐではないけど、医局を辞めて新しい病院に移りたい。
でも、いつから探し始めたら間に合うのかな…?

転職活動の始め時って、なかなか難しいですよね。そこで今回は、 Dr. 転職なびの常勤コンサルタント・小川に「転職活動の開始時期」について詳しく聞きました。

医師の転職活動の流れや期間は?

編集部:小川さん、今日はよろしくお願いします!まず、先生方はどのような流れで転職活動をしているのか教えていただけますか?

小川 :よろしくお願いします!転職支援サービスを利用して転職活動を行う場合は、おおむね以下のような流れで進めていきます。

編集部:思っていたよりも時間がかかるのですね!

小川 :そうですね。 医師が転職のために費やす期間は 6 か月~ 1 年程度 という場合が多く、他職種よりも長めの傾向があります。

編集部:それは、どんな理由からなのですか?

小川 :今のご勤務先が多忙で転職活動がスムーズに進まなかったり、引継ぎの体制が整うまで退職ができなかったり、といった理由が多いですね。

特に、 医局に属している先生は、退局するまでに時間がかかる ケースがよくあります。なかには「 1 年前から転職先は決まっていて、 4 月の人事異動のタイミングまで待って転職をする」という先生もいらっしゃいます。

編集部:なるほど、今の勤務先との調整が大きなポイントとなるのですね。

\自分の最適な転職時期はいつだろう?/

編集部:先生方が転職活動を始める時期は、いつが多いですか?

小川 :「転職するなら、4月から働き始めたい」と希望する先生が多く、4月の半年前である 「前年の秋」に転職活動を開始される先生が多い ですね。理由としては、秋ごろを目途に翌年度の医局人事が出始めたり、年内に転職先を決めておきたいと考えたりすることが挙げられます。

でも、 就活戦線が最も活発な時期に転職活動をすることで、ご苦労される先生も実は多いです。せっかく内定が出ていても、退職交渉がうまく進まなかったため入職できなかったというケースも実際あります。

編集部 :そんなこともあるのですね…!驚きです。

コンサルタントお勧め!医師が転職活動を始める時期

小川 :そんな状況をできるだけ回避するためにも、 私が転職活動を始める時期としてお勧めなのは「春~夏」の時期 です。
ちょうどこの時期は、新年度から少し経って院内の環境も落ち着いてくるタイミングでもあります。来年度に向けての採用計画を検討し始めたり、募集を出し始めたりする医療機関が増えてくるんですよ。

編集部:なるほど~!今の時期にスタートができれば、「秋」に動き出す多くの医師よりも一足早い動きが取れるのも良い点ですね。‍‍

早めに転職活動を始めるメリット・デメリット

編集部:では次に、秋ではなく今の時期から転職活動をスタートすることによるメリットとデメリットを教えていただけますか?

早めに転職活動を始めるメリット

小川 :早めに転職活動を始めることによるメリットは、 「選択肢が多くなる」「妥協せずに転職先を選べる」「円満退職に向けた準備が整いやすい」 の3つです。順にご説明していきますね。

①選択肢が多くなる

日頃から情報収集をしておくことで選択することができる幅が広くなるので、 希望に合う求人が見つかりやすく なります。

②妥協せずに転職先を選べる

自分や家族の希望を明確にするためには、意外と時間がかかります。 また、勤務地や業務内容、年収、休みなどの諸条件の何をどのくらい重視するかは、実際の求人を目の前にして悩まないと、なかなか答えが出ないものです。

じっくり比較・検討をしたり、条件を交渉したりする時間を確保 できるので、 後悔のない選択 をすることができます。

③円満退職に向けた準備を整えやすい

医師の転職活動において 最も慎重に進めたいのが、現勤務先との「退職交渉・業務引継ぎ」 です。内定から入職するまでの期間が長ければ、医局との交渉や患者の引継ぎなどにもじっくりと時間をかけることができます。

編集部:なるほど、早めにスタートすると、こんなにたくさんのメリットがあるのですね!逆に、早く動き出したことによるデメリットとして考えられることはありますか?

早めに転職活動を始めるデメリット

勤務開始が決まっている求人には、応募ができない

小川 :デメリットは少ないと考えていますが、あえて挙げるなら 「勤務開始の時期が確定していて調整不可の求人には、応募できないことがある」 ということでしょうか。

たとえば新規で開設されるクリニックでの管理医師募集では、必ずオープン時に勤務を開始していることが求められます。このように、どんなに条件が良くても施設側の希望時期と自分の希望時期が合わずに勤務ができないこともあります。

このようなケースを未然に防ぐためには、 コンサルタントに「希望の時期に調整ができる求人」を探してもらう のがおすすめです。

編集部:なるほど~!デメリットも、コンサルタントをうまく活用することで回避できるなら、安心ですね。

数年後の転職を検討している場合は?

小川 :現在のご勤務先との兼ね合いなど様々な事情で 「転職したいけど、今すぐは転職しない」という先生は、実は多くいらっしゃいます 。そんな先生方は、転職活動を始める時期がどんどん後ろ倒しになってしまいがちかもしれませんが、やはり 早めのスタートがお勧め ですね。

というのも、長期的な検討をしているケースの場合でも、採用担当者が「ぜひ来ていただきたい!」という先生であれば 入職時期を交渉できることが多い んです。特に医師不足のエリアにある病院では、数年先の入職でも待ってもらえる可能性が高い傾向があります。ぜひコンサルタントを通じて相談してみてくださいね。

編集部 :それは、一度相談してみる価値はありそうですね!小川さん、今日はありがとうございました。早めに転職活動をスタートするメリットとデメリットについて、しっかり理解することができました!

「新しい病院に移りたい。でも、今すぐじゃない。」という先生も、まずはカタログを見たりウインドウショッピングをしたりするような気軽な感覚で、転職活動を始めてみませんか?


ぜひこの機会に、コンサルタントにご希望の内容を伝えてみませんか?専任のコンサルタントが、先生のご希望を叶える医師転職求人の情報を無料でご案内いたします。

Dr.転職なび編集部

ライター

Dr.転職なび編集部

医師の転職、キャリアアップ応援コンテンツを提供する「Dr.なび」編集部です。医師転職サービスを提供する株式会社エムステージが運営しています。

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