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【コンサルタントに聞く】「転職経験が多い医師」が知っておきたい、たった1つのポイント

【コンサルタントに聞く】「転職経験が多い医師」が知っておきたい、たった1つのポイント

医師は、ほかの職業と比べて転職する回数が多いと言われます。
しかし転職回数が増えてしまうと、「転職を繰り返していることが、応募先にマイナスの印象を与えてしまわないだろうか…?」と心配になってしまう場合もあるのではないでしょうか。

このような不安を少しでも軽くしていただくために、今回はDr.転職なびのコンサルタントにアンケートを実施。

医療機関からマイナスな印象を持たれてしまう医師の転職回数(医局人事による異動や転職を除く)や在籍期間の基準、転職回数が多い医師でも希望の転職を成功させるためのポイントについて聞きました。

医療機関が「転職を繰り返している医師」に持つ印象

何回から不利になる?医療機関が「転職を繰り返している医師」に持つ印象

医局人事以外で「3回以上」の転職経験は、マイナスの印象を与えてしまう場合もある

最初に、多くの医師転職サポートを経験してきた全国のコンサルタントに、医療機関から「転職が多い」とマイナスな印象を持たれてしまう転職回数を尋ねました(医局人事による異動や転職は除く)。

Q:職歴について、医療機関から「転職が多い」という印象を持たれてしまう転職回数はどのくらいからだと思いますか?(医局人事による異動や転職を除く)

Q:職歴について、医療機関から「転職が多い」という印象を持たれてしまう転職回数はどのくらいからだと思いますか?(医局人事による転職を除く)

その結果、最も多かったのは「4回」(27.8%)と「6回以上」(27.8%)、次いで「5回」(16.7%)となっています。
なお、「1回」「2回」を選んだコンサルタントはいませんでした。

全体的に見てみると、医局人事によるもの以外で3回以上の転職経験がある場合には「転職回数が多い」という印象を医療機関に与える可能性があると考えるコンサルタントが多いようです。

在籍期間が短いとみなされるのは、「1年以内」の転職

さらに在職期間(医局人事による異動や転職を除く)についても尋ねてみたところ、最も多かったのは「1年」(61.1%)、次いで「半年」(22.2%)、「2年」(16.7%)となりました。

Q:職歴について、医療機関から「在籍期間が短い」とマイナスな印象を持たれてしまう在籍期間はどのくらいからだと思いますか?(医局人事による異動や転職を除く)

Q:職歴について、医療機関から「在籍期間が短い」とマイナスな印象を持たれてしまう在籍期間はどのくらいからだと思いますか?(医局人事による異動や転職を除く)

8割を超えるコンサルタントは、医局人事以外で在籍期間が「1年以内」である場合には、「在籍期間が短い」という印象を医療機関に与える可能性があると考えているようです(「1年」と「半年」の回答数を合計)。

「転職を繰り返している医師」が希望を叶えるためのポイント

「転職を繰り返している医師」が希望の転職を叶えるために

一般的には、転職回数が多い場合や1つの勤務先での在籍期間が短い場合は「我慢強さが足りないのでは?」「入職しても、またすぐに辞めてしまうのでは…」という先入観を持たれてしまうことが多く、転職に不利と言われます。

それでは転職回数が多い医師は、希望の転職を叶えることはできないでしょうか。

Dr.転職なびのコンサルタントに、転職回数が多い場合にも希望の転職を叶えるために知っておきたいポイントを聞きました。

転職回数が多くても、「明確な説明」でマイナスの先入観は回避できる

医局人事などの事情で短期間のうちに複数の医療機関で勤務する医師も多く、医師のキャリアの長さによっても転職回数は変わってくる面もあるため、医師の転職回数の多い・少ないは一概にいえない部分があります。

このような医師特有の事情が背景となっている場合でも「おそらく分かってもらえるだろう」と油断していると、医師を採用する側である医療機関には「実は伝わっていない」可能性があります。

そのため、転職回数が多い または職歴のなかで在籍期間が短い勤務先が多い場合には、以下のコンサルタントのコメントにもあるように 医師を採用する医療機関側への「伝え方」に留意しましょう。

客観的に見て、納得のいく転職理由を明確に伝える事が大切。(福岡支社コンサルタント)

コンサルタントからは、以下のような事例も寄せられています。

旦那様の転職に伴って転居、転職した結果、転職回数が多くなったなどの明確な理由があれば、医療機関からの理解が得やすいと思います。(大阪支社コンサルタント)

専門性を学ぶため(心臓血管外科のオペレーターできる施設を複数経験したかった)などの理由がある場合は、医療機関にもご理解いただけました。(東京本社コンサルタント)

これまでの転職目的や理由を明確に説明することで、転職回数の多さや在籍期間の短さが選考において不利に働くことは回避できそうですね。

もしこれまでの転職理由がネガティブな理由であった場合には、そこにポジティブな理由は本当になかったのか、自身のとらえ方を柔軟にすることによって前向きな自分を表現していきたいところです。

「なかなか良い表現が見つからない」「客観的な意見が欲しい」という場合には、医師転職エージェントを利用して、アドバイスを受けてみるのも1つの方法です。
採用担当者に理解を得やすい最適な伝え方を、医師転職のプロであるコンサルタントが一緒に考えてくれるのは心強いですね。

転職回数が多くても「採用したい」と医療機関に思わせるポイントは?

医師を採用する側である医療機関では、
・それぞれの転職が、その医師にどのようなスキルアップをもたらしてきたのか
・そのスキルを活かして、自院にどのような貢献をしてくれる人材なのか
という点に大きな関心を持っています。

転職を重ねるごとに経験を積みスキルアップを重ねてきた医師は、転職回数が多くても「ぜひ採用したい」と思われる人材になりうる可能性があります。
そのため、これまでの転職理由と合わせて「経験」や「スキル」をしっかりとアピールすることが重要です。

応募先に貢献できる「経験」や「スキル」をアピールする方法として、コンサルタントから寄せられたコメントを抜粋してご紹介します。

・キャリアプランと志望理由を記載した「職務経歴書」を作成して提出する。(東京本社コンサルタント)

・常勤ではなく、まずは非常勤として入職。書面上の情報だけでなく、人柄やスキルも含めて医療機関に判断してもらえる機会をつくる。(東京本社コンサルタント)

コンサルタントが事前に転職理由お伺いし、医療機関に補足情報を伝えることで採用に繋がるケースも多くあります。そのような意味でも、コンサルタントの存在意義があるかと思います。(大阪支社コンサルタント)

最後のコメントにもあるように、医師転職エージェントを介すことで効果的なアピールができるケースも多くあります。
医師転職エージェントのコンサルタントは、これまでに多くの転職サポートを経験しており、各医療機関が求めている医師像を理解した上で採用担当者に響く効果的な伝え方やアピール方法を熟知しているからです。

Dr.転職なびのコンサルタントは、各医療機関に合わせた応募書類の書き方のアドバイスはもちろん、面接対策も行っています。
「転職回数の多さを問われた場合には、どういった回答をすれば採用担当者を納得させることができるのか」など、事前に準備を整えて面談に臨むことができるので安心ですね。

このように、転職回数が多い方ほど、医師転職エージェントを上手に活用することで納得のいく転職を叶えられる可能性が高まります。

これまでの勤務先で在籍期間が短い、転職回数が多いことが「選考で不利に働いてしまうのでは…」とご心配な先生や「どのように医療機関に説明すれば良いか分からない」という先生は、経験豊富なDr.転職なびのコンサルタントまでご相談ください。

先生のご希望にしっかりと寄り添い、より良い働き方を実現していただけるようにしっかりとサポートいたします。

Dr.転職なび編集部

ライター

Dr.転職なび編集部

医師の転職、キャリアアップ応援コンテンツを提供する「Dr.なび」編集部です。医師転職サービスを提供する株式会社エムステージが運営しています。

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