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<コンサルタント解説>医師が夏に転職を検討する2つのパターンと3つのメリット

常勤コンサルタントに聞く!医師が夏に転職活動を始める2つのパターンと3つのメリット

こんにちは。Dr.転職なび編集部です。夏真っ盛りといった猛暑日が続いていますが、実は 「夏」は医師の転職活動が活発化する時期 なんです!

医師の転職活動では<春に新しい勤務先で働き始める>ことを目指すケースが多いので、「春までまだ半年以上あるのに、早くない?」と、意外に感じる先生もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、Dr.転職なびで常勤コンサルタントを担当している徳田が

・どのような先生が、夏に転職を考え始めているのか

・夏に動き始めることで、どのようなメリットがあるのか
具体的な実例を交えながらわかりやすく解説します。

医師コンサルタント紹介

「夏」に転職活動を始める2つのパターン

では、夏に転職活動をスタートしているのはどのような方なのでしょうか。

代表的な2つのパターンをご紹介します。

パターン1_次の人事を言い渡される前に、転職先を決めたい!

次の人事を言い渡される前に、転職先を決めたい

「医局からの転職」は、夏に開始するケースが多い

これまで先生方の転職支援をさせていただくなかで、医局に所属している先生は「夏」に転職活動を始める方が多いという印象があります。

その理由としては「医局人事が決まってしまう前に転職先を決めて、退職を申し出たい」と考える先生が多いためです。言い換えると、ちょうど今の時期は円満退職に向けた調整に向けて動きやすいということなんです。

退職交渉や引継ぎは、時間をかけて対応を

医師の転職では、転職先が決まっても すぐに退職することができないケースも多くあります。

大学の医局に所属している医師の場合は特にその傾向が強く、 退職を申し出るだけでも 想定していた以上に時間を要してしまう 場合があります。
そのため「秋の辞令が決まる前に新しい勤務先を決定して、時間的な余裕をもって退職交渉に臨みたい 」と考える先生が多いのです。

退職意向の申し出を受ける側の医局としても、人事が決まる前と、既に決まってしまった後では、かなり心象も違ってくるのではないでしょうか。

無事に退職を承諾された後は、半年くらいかけて業務や患者さんの引継ぎを行い、翌年の春から新しい勤務先で働きはじめるという流れにできれば、理想的ですよね。

医師同士のネットワークは、様々なところで繋がっていると思います。そのため「いまの勤務先の医師と 新しい勤務先の医師がお知り合いだった…」という事もあるかもしれません。

新天地で活躍するためにも、いまのご勤務先からの円満退職を目指して調整していくことをお勧めします。

▼「大学医局からの転職」体験談は、こちらの記事でチェック▼

パターン2_いまの労働環境、これ以上改善するのは難しい…

パターン2_いまの労働環境、これ以上改善するのは難しい…

4月は人員体制や環境に変化の多い時期です。

勤務先に対して、何らかの不満や不安を抱えている先生にとっては「もしかしたら、新しい期になれば改善されるかもしれない」と期待を寄せたくなる時期ともいえます。

しかし 期待したように状況が改善されない場合には 、 他の選択肢を考え始める 

つまり転職の可能性を考え始める先生が多くなるのが、ちょうど今くらいの時期なんです。

具体的には、「人員体制がなかなか整わず、業務負担の大きさに耐え切れなくなった」「希望に合う賞与が出なかった…きちんと評価してくれる医療機関で働きたい」といったご相談をお寄せいただくことが多いですね。

▼「ゆったり×高収入」の転職体験談は、こちらの記事でチェック▼

「夏」に転職活動を始める3つのメリット

次に「夏」に転職活動を始めるからこそ得られるメリットを3つ、ご紹介します。

メリット1_妥協せず、希望にしっかり合う求人に出会える

メリット1_妥協せず、希望にしっかり合う求人に出会える

医師の募集には、大きく分けて2種類の求人があります。
1つは、退職や異動などで不足する人員体制を補完するための「欠員募集」 。もう1つは、来春入職など時期的な猶予をもって求職者と条件をすり合わせていく募集 です。

「欠員募集」は、条件調整の難易度が高い

欠員募集は、医療機関側で「このような医師に来てほしい」という条件が固まった状態で求人が出されるケースが多くなります。

そのため条件の交渉や調整は難航してしまう可能性が高く、応募者である医師側に条件への妥協を求められてしまうことがあります。

8月末~秋に増える募集は、条件を相談しやすい

一方の時期的な猶予がある募集は、条件の調整や交渉がしやすい求人といえます。

勤務する曜日や時間、担当する外来のコマ数、年俸などの条件を細かに調整してもらう、今は募集がない医療機関に働きかけて希望に合わせた求人枠を作ってもらう、といったことも可能です。

まずは気軽な「情報収集」から始めておこう

来年度を見越した医師の募集は、8月末~秋くらいを境に増加します。

そのため、情報収集の環境を整えておくタイミングとしては、募集が本格的に出始める前の「今」が最適だと思います。

また、勤務地や業務内容、年収、休みなど、 どの条件をどのくらい重視するかは、実際の求人を目の前にして悩まないとなかなか答えが出ないものだったりします 。

まだ本当に転職するか分からないという段階でも、簡単に求人情報をチェックできる環境で「求人を見る目」を養っておくのがおすすめです!

メリット2_選択肢が多く、納得感の高い比較検討ができる

メリット2_選択肢が多く、納得感の高い比較検討ができる

この時期ならではのもう1つのメリットは、 複数の医療機関の募集を比べて、じっくり悩める ということです。これは、後悔のない転職のために非常に重要なステップだと思います。

さまざまな求人を比較して、さらに条件を交渉する時間的な猶予がある夏の時期は、後悔なく転職活動を進めるためにピッタリの時期といえます。


実際に多くの先生は、求人票の段階で比較検討して2~3施設くらいに絞り込み、医療機関へ出向いて見学や面談、さらに比較検討をして、転職先を決定しています。

短期決戦で転職先を検討しなければならない場合には、そのタイミングで出ている募集を中心に選択していくことになるため、じっくりと比較検討をしたり 条件の調整をすることが難しくなってしまうんです。

メリット3_円満退職に向けて、スケジュールを組み立てやすい

メリット3_円満退職に向けて、スケジュールを組み立てやすい

新しい体制などでバタバタと忙しくなりがちな春を過ぎて、医療機関側では「そろそろ次年度の体制を考えていこうかな…」と意識を向け始めるタイミングがちょうど今の時期です。


採用担当者の業務状況も比較的落ち着いていることが多いので、 条件交渉や見学・面談日の調整などへの対応がスムーズ に進みやすくなります。

医師にとっても 内定から入職するまでの期間を確保できるので、現勤務先との 退職交渉や業務の引継ぎなどにもじっくりと時間をかけることが可能となります。

転職を検討し始めるのは「夏」がオススメ!

転職を検討し始めるのは「夏」がオススメ!

ここまでお話してきたように、夏は絶好の転職活動の始め時といえますし、今の時期だからこそ享受できるメリットも多くあります。


年俸を上げたい
もっと働きやすい環境に移りたい
スキルアップするために多くの症例を積みたい

これからの働き方について考えるところが少しでもある先生は、まずは情報収集から始めてみませんか。

Dr.転職なび編集部

ライター

Dr.転職なび編集部

医師の転職、キャリアアップ応援コンテンツを提供する「Dr.なび」編集部です。医師転職サービスを提供する株式会社エムステージが運営しています。

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