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【調査】スキルより重視されるのは?医療機関が「欲しがる医師」「敬遠する医師」の特徴

【調査】スキルより重視されるのは?医療機関が「欲しがる医師」「敬遠する医師」の特徴をコンサルタントに聞きました

先生は2024年4月以降、ご自身がどのような働き方をしているかイメージできますか?
気付けば「医師の働き方改革」が施行となる2024年4月まであとわずかとなり、今後の働き方や勤務先について具体的な検討をはじめる医師が増えています。

そこで今回「Dr.転職なび」では、常勤担当のコンサルタントにアンケートを実施。

さまざまな医師の転職に寄り添ってきたからこそ知っている医師転職市場の実情や、多忙な医師でも満足度の高い転職を成功させるためのセオリーを聞きました。

医療機関が欲しがる!転職市場で歓迎される医師の特徴

医療機関が欲しがる!転職市場で歓迎される医師の特徴

病院やクリニックなどの医療機関が「採用したい」と感じるのはどのような医師なのでしょうか。
また、反対に採用を敬遠されてしまいがちな医師にはどのような特徴があるのでしょう。

これまで転職希望の医師に寄り添いながら、医療機関の採用担当者とも密なコミュニケーションを取ってきた全国のコンサルタントに調査しました。

医療機関が求めているのは、「コミュニケーション力」が高い医師

医療機関から求められる医師像として特に当てはまることを尋ねたところ、最も多かったのは「コミュニケーション力が高い」(回答数:13)です。

医療機関から求められる医師像として特に当てはまること

全体的に、お人柄重視の施設が多いと感じます。逆に、診療スキルが高くてもコミュニケーションが取りづらい場合にはあまり歓迎されない傾向があります。(札幌支社/常勤コンサルタント)

・特に内科系の医師の場合、標準的な診療スキルと人柄等の対人面を重視される傾向が強いと思います。(東京本社/常勤担当コンサルタント)

・療養病院の担当者からは「患者様やご家族へのIC(インフォームドコンセント)がしっかりできる医師が良い。」と言われています。(大阪支社/常勤担当コンサルタント)

これらのコンサルタントのコメントから、医療機関における医師採用では他の医師や院内のスタッフ、そして患者様と円滑な人間関係を築くための「コミュニケーション力」が高い医師が評価されやすいということが分かります。

さらに「コミュニケーション力」というベースに加えて、各医療機関の特性によっても求められる医師像は変わってくるようです。

・病院の特性ごとの求められる医師像としてよくあるケースは、以下の通りです。

【急性期病院】専門医・指導医・特殊な専門医(がん治療認定医など)を保有している医師を希望するケースが多い。当直・オンコールは必須。
【回復期病院】ジェネラルかつ専門性を持っている医師を希望するケースが多い(循環器内科専門医だが、一般内科なども対応できる医師など)。当直も可能なら尚良いが、必須ではない。
【慢性期病院】総合的に診て頂ける医師を希望されるケースが多い。当直無し勤務も可能。

ただしどの施設も、人柄・コミュニケーション力が高い先生を希望されています。(大阪支社/常勤コンサルタント)

気になる医療機関がある場合には、その施設が採用する医師に期待していることを事前に確認しておくと、「こんなはずでは無かったのに…」というミスマッチが起こりにくくなるでしょう。

医療機関が敬遠する…転職市場で歓迎されない医師の特徴

医療機関が敬遠する…転職市場で歓迎されない医師の特徴

それでは反対に、医療機関から後ろ向きに捉えられてしまう医師の特徴としてはどのようなものが挙げられるのでしょうか。

コンサルタントからの回答で多かったのは、「コミュニケーションを取りづらい」「転職回数が多い(医局人事を除く)」「これまで在籍期間が短い勤務先が多い(医局人事を除く)」(それぞれ回答数:14)です。

医療機関が敬遠する医師の特徴

◆コミュニケーションを取りづらい

お会いした時に目を見ないなどで暗い印象を与えてしまうと、医療機関側の心証を損なってしまう傾向があります。(東京本社/常勤コンサルタント)

◆転職の回数が多い(医局人事を除く)

・医局人事などの事情によらない転職回数の多さは、大きな懸念要素になりうる。(東京本社/常勤コンサルタント)

都心部の医療機関の場合、転職回数が多いとお話が難航してしまう傾向にあります。一方の地方にある医療機関の場合は、比較的相談しやすい環境です。(大阪支社/常勤コンサルタント)

▼「転職が多い」のは何回から?転職回数が多くても「採用したい」と思わせる秘訣を解説

もしご自身に当てはまる部分がある場合には、「きちんと相手の目を見て話をする」「これまでの転職経験について、明確な理由を説明できるようにしておく」などの対策を行っておくと良いでしょう。

こんな医師は希望を叶えている!転職を成功させるポイントと注意点

こんな医師は希望を叶えている!転職を成功させるポイントと注意点

引き続き、常勤担当のコンサルタントに 医師が転職を成功させるためのポイント転職エージェントの上手な活用方法について聞きました。

まずは「転職したい気持ち」を固めることが大切

医師が転職を成功させるためのポイントとして 特に当てはまるものを聞いたところ、最も多かったのは「転職の目的を明確にしておく」(回答数:13)でした。

医師が転職を成功させるためのポイント

先生の中で迷いがあると、転職活動が進んでもお話が白紙になってしまうケースがあります。

すべては難しいかも知れませんが、
・なぜその病院を辞めるのか(または 辞めたいのか)
・いつ辞めるのか
・どのように辞めるのか
・次は、どういった施設で働きたいのか

などを明確にしておくことが大切だと思います。(札幌支社/常勤コンサルタント)

先生のお気持ちや状況を、医師転職のプロが整理します!

いつ退職するかを決めることで、転職活動のスケジュールが組み立てられる

また、「現職を退職する時期を決めておく」(回答数:6)という声もありました。

・退職時期を決めておくことによって、逆算してスケジュールが立てられます
医療機関もお受け入れのイメージがつきやすくなるため、一番大切なことだと思います。(東京本社/常勤コンサルタント)

医師が転職活動では、スケジュール調整や施設の比較・検討、様々な決め事など非常に多くのタスクが発生します。
日々の業務がただでさえ忙しい中で転職活動を行う場合は、なおさら負担に感じてしまいますよね。

そのような場合は、医師専門の転職エージェントを上手に活用するのがオススメ
多くの事例を経験してきたコンサルタントが、どのようなタスクに、どのような順番で対応していくべきかなどをマンツーマンでご案内します。
在職中の多忙な医師でも無理なく、確実な転職活動を進めることができますよ。

「医療経営士」のコンサルタントが専任でサポート!

相場とのギャップを理解してくれない医師は、転職サポートが難しい場合も

次にコンサルタントが「転職が決まりにくい」と感じる医師の特徴について尋ねたところ、突出して多く挙げられたのは「希望条件と相場のギャップを理解してくれない」(回答数:12)です。

「転職が決まりにくい」と感じる医師

「年収アップ」を目的として、転職に踏み出す医師は多くいます。

医療機関が求める医師像を確認した上で ご自身の強みとなる部分を効果的にアピールすることも、希望の年収を実現するための方法の1つでしょう。

しかし相場から大幅にかけ離れた年収を希望する場合には、高い診療スキルやマネジメント力で経営に貢献できるといった強みや根拠を示しても、医療機関への交渉が難航するケースが多いようです。

希望条件を無理に抑え込む必要はありませんが、第三者であるエージェントから提供された情報を一旦受け止めてみることも大切です。
また、ご自身が「医療機関が求めている責務を果たし、貢献することできるのか」といった一歩引いた視点も持っておきたいところです。

コンサルタントとのやり取りがスムーズな医師は、希望の転職を実現しやすい

最後に、転職エージェントを上手に活用するためのポイントをご紹介します。
以下は、全国の常勤コンサルタントに聞いた「転職のサポートをしやすい」と感じる医師の特徴です。

「転職のサポートをしやすい」と感じる医師

コンサルタントから最も多く挙げられたのは、「連絡がつきやすい・返事をくれる」(回答数:15)です。

医師の転職活動を進める中では、こまめなご連絡事項がどうしても発生します。
そのため、特に在籍中に転職活動を行う場合は「転職エージェントに登録すると、勤務中でも急に電話がかかってきてしまうのでは?」と心配になってしまう先生もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかしコンサルタントから医師への一方的なものでなく、医師とコンサルタントの双方向でコミュニケーションを取ることは、希望の転職を実現するための重要なプロセスです。

なぜなら、医師の転職活動では細かな条件確認や交渉が必須。
医師とコンサルタントでお互いの理解に誤解や齟齬がないか、確実に歩調を合わせながら進める必要があるからです。

転職活動をするために必要な情報交換ができる先生は、お手伝いしやすいと感じます。(東京本社/常勤コンサルタント)

なお Dr.転職なびのコンサルタントは、「まずはメールで連絡を」「外来終了後の時間に電話して欲しい」といったお一人おひとりのご希望に合わせて、ご負担のない形で先生とご連絡を取らせていただくように努めています。

ご連絡方法に関するご希望も、以下のフォームからお気軽にお申し付けください。

コンサルタントと協力的に、転職活動を進めて頂ける医師。
難関な医療機関に対し、面接対策を医師と行った事で成約に至ったケースも多くあります。(大阪支社/常勤コンサルタント)

上記のコメントにあるように、転職活動のパートナーとして信頼できるコンサルタントと出会い、気軽に意見交換ができる関係を築くことができれば、希望の転職を実現できる可能性がグンと上がるでしょう。

以上、常勤コンサルタントに聞いた医師転職市場の実情や、多忙な医師でも満足度の高い転職を成功させるためのポイントをご紹介しました。

「医師の働き方改革」に向けて、ご自身の働き方について考えてみたい先生は、ぜひDr.転職なびのコンサルタントまでお気軽にご相談ください。

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Dr.転職なび編集部

ライター

Dr.転職なび編集部

医師の転職、キャリアアップ応援コンテンツを提供する「Dr.なび」編集部です。医師転職サービスを提供する株式会社エムステージが運営しています。

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