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ブランクがあっても失敗しない!復職したい女性医師がチェックすべき求人5選

ブランクがあっても失敗しない!復職したい女性医師がチェックすべき求人5選

▼この記事で分かること
・復職を希望する女性医師によくある悩み
・ブランクがある女性医師に知っていただきたい働き方の選択肢

2020年12月末時点における日本の医師数は約34万人。

そのうち女性医師は約7.8万人で、総数に占める割合は22.8%となっています。

なお諸外国における女性医師の比率は、アメリカ合衆国37%、ドイツ48%などとなっており、日本における女性医師の比率の低さが顕著に示される結果となっています。

さらに上記のような状況に加えて、結婚や子育て・介護などの事情により休職や退職という選択肢をとらざるを得ないという方も多くいます。

日本医師会男女共同参画委員会と日本医師会女性医師支援センターが実施した「女性医師の勤務環境の現況に関する調査報告書」では、子どもと同居する女性医師の82.8%が「休職・離職の経験がある」と回答しています。

さらに、休職・離職する理由で最も多かったのは「出産」(常勤医師75.1%、非常勤医師78.9%)で、次点は「子育て」(常勤医師44.3%、非常勤医師53.7%)となっています。

本記事では 出産や育児などの事情で医業を離れた女性医師たちが、「医師として復職したい」と考えたときに知っておきたい内容やポイントをまとめてご紹介します。

復職したい医師のよくある悩み

復職したい医師のよくある悩み

ブランクがあるため、知識やスキルに自信が持てない

復職する際に不安を感じる理由のひとつとして、臨床の現場から離れている期間があるためにスキルや知識のアップデートが困難であることが挙げられます。

医療業界では新薬や新しい技術の開発、ガイドラインの改定などが日々進んでいるため、医師は最新の情報や論文に触れて知見を更新することが求められます。

しかし休職や退職などのブランク期間中においては 現役のときのような情報収集が難しくなってしまうことから、「スムーズに現場に戻れるのだろうか…」と不安を感じる方も少なくありません。

復職した後、仕事とプライベートを両立できるか不安

出産後の復職では、子育てと仕事の両立が大きな課題となります。

復職を希望する女性医師は、出産や育児などにより生活環境が変化していることが大半なので、時間帯や曜日など 働き方に何らかの制約があるというケースが多くなります。

実際、日本医師会男女共同参画委員会・日本医師会女性医師支援センターの「女性医師の勤務環境の現況に関する調査報告書」によると、子育て中の働き方について「変化なし(通常勤務)」と回答した女性医師は、常勤が35%、非常勤がわずか9.5%となっています。

つまり子育て中の女性医師の大半は、勤務時間を短縮する・勤務日数を減らす・業務内容を軽減するなど 働き方の変更をしているということがわかります。

上記のような状況から、生活環境の変化に対応可能な働き方を実現できるかどうかは、女性医師が復職を検討する際に欠かせない要素といえそうです。

復職したい女性医師がチェックすべき求人はこの5つ

復職したい女性医師がチェックすべき求人はこの5つ

では上記のような悩みをもつ女性医師が復職を目指すとき、どのような医療機関や求人に着目すると良いのでしょうか。

①ブランクのある医師も歓迎の求人

医業から離れた期間があっても安心して復職するためには「ブランクのある医師も歓迎」としている勤務先を選ぶこともおすすめです。

日本の医療業界では慢性的な医師不足が続いています。

そのため、必ずしも即戦力の募集ばかりではなく、ブランクがあっても長期的に働いてくれる医師を探しているという医療機関もあります。

このような医療機関では、復職支援のためのサポート体制を整えてくれているケースが多いということも大きな魅力です。

具体的には、まずは外来のみの勤務から始められるような配慮がある、研修期間がある、指導医がついてサポートしてくれる、といった形です。

医療機関によって内容は異なりますので、応募をする前にくわしく確認しておくと安心です。

②柔軟な働き方を選択できる求人

復職する女性医師は以前と生活環境が変わり、勤務日数や時間について制約があるケースがほとんどです。

そのため、子どもの送迎や家事などのプライベートと仕事のバランスを考えながら検討するという方は多いのではないでしょうか。

そのような場合には、柔軟な働き方も歓迎してくれる医療機関を探してみましょう。

具体的には、週4日勤務や時短勤務など働く日数や時間の相談ができる当直勤務を免除してもらえる等を指標にして求人を絞り込むのも一つの方法です。

③院内保育園が設置された医療機関の求人

就学前の子どもは、どうしても急に体調を崩してしまいがちです。

院内保育園がある医療機関であれば、そのような事態が起こっても安心して働きつづけられるでしょう。

近年、院内保育園を設置する病院は急速に増えており、なかには24時間対応の院内保育園や、病児・病後児保育も可能な園も存在しています。

安心して業務に集中できる環境があることは、ママドクターにとって大きな魅力です。

④以前と異なる診療科や専門領域の求人

多くの女性医師が復職先として検討するのは、以前と同じ診療科のある医療機関だと思います。

これまでのキャリアで培ってきた知識や技術を活かして、また活躍したいと考えることはごく自然なことです。

ただ、以前と近しい条件にこだわりすぎてしまうと候補が限られてしまったり、いまの生活環境や体力面にそぐわない労働環境となったりする可能性も考えられます。

以前の診療科で、なかなか希望に合う復職先が見つからないな…という時には、これまでとは異なる業務や医療機関の形態なども選択肢に加えて検討してみることもおすすめです。

具体的には、以下のようなケースです。

・急性期病院勤務の外科医として多数の手術に携わっていた医師が、夜間対応やオンコールは非常勤医師がメインで担当する「訪問診療専門クリニック」に入職。

・多くの症例を経験してきた内科医が、時間外勤務や当直勤務のない「産業医」として企業に就職。

今後のより良い働き方やワークライフバランスを考えたうえで、今までと異なる領域で活躍されている女性医師もたくさんいらっしゃいます。

⑤非常勤勤務の求人

復職後は、一時的に非常勤で働くという選択肢もあります。

常勤という勤務体系にこだわらず、まずは働きやすさを重視して復職先を検討するのも一つの方法です。

常勤で復職する場合は、安定的な収入や退職金などにより安心感が得られるというメリットがあります。

ただし、週5日勤務や当直、夜間のオンコール対応を求められるなど、ワークライフバランスが保ちにくい労働環境となってしまう可能性も留意しておく必要があります。

一方 非常勤で働く場合には、自身の生活環境や体力面に応じて、柔軟に勤務スケジュールを組むことができることが大きなメリットとなっています。

・プライベートを重視する期間はスポット勤務を中心に勤務する。

・余裕が出てきて仕事の比重を増やしたくなったら、定期非常勤を追加して働く。

といった形で自分の都合に合わせた自由度の高い勤務が叶います。

女性医師はライフイベントなどに応じて勤務形態を変更することが多く、出産や子育てがひと段落したら常勤に戻りたいと考える方も多いようです。

なお、Dr.転職なびの姉妹サイト「Dr.アルなび」では、全国15,000件を超える医療機関の求人を掲載しています。
週2~3日勤務できる定期非常勤や、都合の良い日で数時間から勤務できるスポット非常勤の求人も充実しています!気になる先生は、ぜひのぞいてみてくださいね。

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ブランクのある女性医師の復職は、優先順位の明確化が大切!

ブランクのある女性医師の復職は、優先順位の明確化が大切!

女性医師が復職を望む場合、「早くブランクを取り戻したい」「収入を安定させたい」といった不安な気持ちが先行してしまうかもしれません。

しかし ブランクのある女性医師が復職を成功させるためには、復職後に実現したいことの優先順位をしっかりと明確にすることが大切です。

そしてワークライフバランスを保ちながら、無理なく働くことができる労働環境を整えていくことがとても重要です。

Dr.転職なびでは、経験豊富なコンサルタントが 先生お一人おひとりの状況に寄り添いながら、復職しやすい職場探しを丁寧にサポートしています。

先生の大切な個人情報は厳守しますので、周りの方に知られることは一切ありません。

お忙しい日々のなかでも効率良く 後悔しない復職先を探したい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

データ参照元▼

厚生労働省「令和2年(2020年)医師・歯科医師・薬剤師統計の概況(厚生労働省)

OECD「図表でみる医療2021:日本

日本医師会男女共同参画委員会・日本医師会女性医師支援センター「女性医師の勤務環境の現況に関する調査報告書

Dr.転職なび編集部

ライター

Dr.転職なび編集部

医師の転職、キャリアアップ応援コンテンツを提供する「Dr.なび」編集部です。医師転職サービスを提供する株式会社エムステージが運営しています。

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