• 検討中リスト
  • 閲覧履歴

【2023年度】医師の年収が最も高いのは何科?高額年収の診療科ランキング

【2022年度版】最も年収が高いのは何科?診療科別・医師の年収ランキングともっと収入を増やす方法

医師としてのキャリアを歩む中で、「自分の年収が、高いのか低いのか分からない。」と感じたことはありませんか?

同じ専門の医師だけでなく、他の科の先生方がどのくらいの年収を受け取っているのか気になるという方も多いのではないでしょうか。

しかし 年収などの話題は、同僚などの身近な人にはなかなか聞きづらいものです。

そこで本記事では、医師向けの転職求人サイト「Dr.転職なび」に2023年11月時点で掲載中の常勤募集の求人票をもとに勤務医の平均年収を診療科別に算出し、ランキング形式でご紹介します。

専門科によらない勤務医の平均年収は、1378.3万円

まず、診療科目などに関わらない勤務医全体の平均年収を確認してみましょう。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、従業員10人以上の医療機関において常勤として働く勤務医の平均年収は、1378.3万円です。

※平均年齢:45.3歳、平均勤続年数:7.7年。
※決まって支給される現金給与額×12か月+年間賞与その他特別給与額で算出。

参照)厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査

転職する医師に提示される年収額の平均は、1,347万円以上

「Dr.転職なび」を介した場合の勤務医の年収は、約1,315~1,889万円

次に、「Dr.転職なび」に掲載されている常勤募集の求人票をもとに医師の平均年収を確認しました。

医師に提示される年収平均値(下限)は、13,475,859円

今回、2023年11月現在「Dr.転職なび」に掲載中の求人データを集計。

求人票に記載されている基本給与額のうち、下限値の合計をデータ数で割り、目安となる値(以降「年収平均値(下限)」とよぶ。)を算出しました。

上記のような条件で算出した勤務医の年収平均値(下限)は、13,475,859円でした。

つまり「Dr.転職なび」を通じて勤務先を決定する先生方は、およそ1,350万円以上の年収を提示されているということになります。

年収平均値(下限)が最も高い診療科は、美容外科

年収平均値(下限)が最も高い診療科は、美容外科

続いて、「Dr.転職なび」の求人データから 診療科別の年収平均値(下限)を算出しました。

年収平均値(下限)が最も高いのは、美容外科の2,281万円

診療科年収平均値(下限) ※単位:円
美容外科22,810,994
美容皮膚科19,637,368
形成外科18,036,934
訪問診療(内科、精神科、皮膚科など)15,944,816
心療内科15,220,267
産婦人科14,967,985
皮膚科14,353,141
眼科14,287,286
耳鼻咽喉科14,104,132
整形外科14,067,044
精神科13,636,231
腎臓内科13,490,761
リウマチ科13,452,000
内科13,364,952
外科13,245,089
リウマチ科12,650,323
科目不問13,084,457
循環器科 12,971,750
消化器外科12,899,752
消化器内科12,848,032
泌尿器科12,814,881
リハビリテーション科12,801,778
脳神経外科12,751,217
脳神経内科12,712,936
小児外科11,666,667
小児科12,629,829
内分泌代謝内科・糖尿病内科12,556,425
呼吸器内科12,546,986
老年科12,488,889
総合診療科12,443,010
緩和ケア科12,434,868
心臓血管外科12,430,137
肛門科12,400,000
麻酔科12,095,377
救急・ICU11,859,927
乳腺科11,791,405
放射線科11,696,576
病理科11,598,077
血液内科11,589,733
呼吸器外科11,464,857
腫瘍内科11,143,077
健診・ドック10,850,116
産業医10,186,667
※2023年11月時点で「Dr.転職なび」に掲載中の常勤医師求人票をもとに、編集部作成。
※診療科別に分別した求人票内の基本給与額のうち下限値の合計をデータ数で割り、目安となる値(「年収平均値(下限)」とよぶ。)を算出。
※求人数が5件以下の血管外科・神経内科・膠原病内科は除外。
※小数点以下は切り捨て。

年収平均値(下限)のTOP3は、「美容外科」「美容皮膚科」「形成外科」

今回の集計対象とした40の診療科のなかで、最も高い年収平均値(下限)となったのは美容外科の約2,281万円です。
なお、下限値の平均が2,000万円を超えたのは、この美容外科のみでした。

次いで美容皮膚科形成外科と美容系の診療科が上位を占めています。
(※赤字部分をクリックすると、それぞれの求人一覧をご覧いただけます。)

美容系以外の専門では、「訪問診療」の年収平均値(下限)が最も高い

美容系以外の診療科で最も高い年収平均値(下限)となったのは、訪問診療の約1,594万円です。

現代の日本が突入している超高齢者社会という背景に加え、新型コロナウイルス感染拡大の影響によって在宅医療に対する社会的ニーズはさらに高まっています。

そのため医師を積極的に採用したい医療機関も増えており、

・週4日勤務やオンコール免除
高水準の年俸

などの好条件が提示されている募集も多く出ています。

科目不問の募集も多数

勤務医が今よりも年収をアップするための方法は、この3つ!

勤務医が今よりも年収をアップするための方法は、この3つ!

最後に、さらに年収を増やしたいと考える方におすすめの方法を3つご紹介します。

勤務医が年収を上げる方法①アルバイトをする

常勤先以外でアルバイトをしている医師は多く、「Dr.転職なび」が会員医師に行ったアンケート(※)でも、常勤先のある医師の77.3%はアルバイトをしていることが分かっています。

なお、アルバイト先からの年間収入額で最も多かったのは「100万円~300万円」でしたが、「1,000万円以上」という医師も全体の11.7%を占めています。

このように常勤先がある場合も積極的にアルバイト勤務をして、しっかりと副収入を得ている医師も一定数いることが分かります。

ただし、初期臨床研修医や公務員など、アルバイトすることが勤務先で禁止されている場合もあります。
アルバイトを検討する際には、就業規則等で規則に反していないか必ず確認しておきましょう。

勤務医が年収を上げる方法②転職する

公的病院から、民間病院へ転職する

大学病院や国公立病院に勤務している医師の場合、民間病院へ転職することで、年収が大きくアップするというケースは多くあります。

公的な施設での勤務と比較すると、医師一人が受け持つ患者数が多くなるなど業務量が増える可能性はありますが、その分自身の働きが年収に反映される形となるはずです。

担当する業務の内容や量をしっかり確認し、入職後にミスマッチと感じることを未然に防ぎながら検討を進めると良いでしょう。

医師が慢性的に不足している地方で転職する

また、へき地や離島をはじめとした医師が少ない地域や医師不足にある医療機関では、医師の需要が高く、供給が足りていない状況が常となっています。

そのため医師招聘に力を入れているケースが多く、高い水準で給与が設定される傾向があります。

年収アップに加えて、このような地域や医療機関で働くことは、医師としての大きなやりがいにも繋がるのではないでしょうか。

勤務医が年収を上げる方法③エージェントに相談する

求人票の給与額は、あくまで目安となる金額にすぎない

なお、今回集計対象とした求人票における基本給与額の下限・上限それぞれの最安値と最高値は以下の通りです。

・基本給与額の下限
最安:468,000円 最高:25,000,000円

・基本給与額の上限
最安:9,000,000円 最高:30,300,000円

一般に公開されている求人票における基本給与額は、あくまで目安となる金額という位置づけとなっているため、上記のように給与額の幅が大きくなる傾向があります。

医師の年収は、医師としての経験年数やスキル、保有資格、そして医師が希望する働き方など様々な要素を考慮したうえで正式に提示されるものです。

そのため「自分の場合は、いくらになるのだろう?」と現実に即した金額を知りたい場合には、医療機関へ経歴書などの情報を提示したうえで、確認・交渉していくという流れになります。

年収の確認や交渉は、転職エージェントの得意分野

このように医療機関への確認や交渉を行う際には、医師専門の転職エージェントに相談するのも方法のひとつです。

自身では直接言いづらいと感じることも、経験豊富なコンサルタントが代行して医療機関へ確認・交渉してくれるので安心です。

多くの転職エージェントは、無料で利用できます。
医師転職のプロである転職エージェントを上手に活用して、後悔を残さないようにしっかりと確認・交渉を行いながら転職活動を進めていきましょう。

Dr.転職なびでは、医療経営士資格を取得したコンサルタントが、先生お一人おひとりのご希望やご状況に寄り添い、転職成功をサポートいたします。

今の自分の適性年収が知りたい。さらに自分を評価してくれる勤務先を探してみたい。
そのような先生は、ぜひお気軽に「Dr.転職なび」のコンサルタントまでご相談ください。

会員登録に進む

▼よく読まれている関連記事はこちら▼

参照)

厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査

(※)調査概要「アルバイト(非常勤勤務)のご経験・エピソードに関するアンケート」

調査日:2023年2月7日~2月14日

対象:Dr.転職なび・Dr.アルなびに登録する会員医師

調査方法:webアンケート

有効回答数:398

Dr.転職なび編集部

ライター

Dr.転職なび編集部

医師の転職、キャリアアップ応援コンテンツを提供する「Dr.なび」編集部です。医師転職サービスを提供する株式会社エムステージが運営しています。

転職・アルバイトの情報をお探しの医師の方、キャリアアップをお考えの方、ぜひお問い合わせボタンからご相談ください。

関連記事

ページトップへ戻る